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メトセラ、臨床パイプラインの開発強化に向けて、 川崎キングスカイフロントに本社・研究開発拠点を新設 | Metcela Inc.

創薬・バイオテック企業の新設が相次ぐ神奈川県の殿町国際戦略拠点・キングスカイフロントにて、自社開発による創薬パイプラインの創出・事業化を加速

株式会社メトセラ(本社:神奈川県川崎市)は、神奈川県の殿町国際戦略拠点キングスカイフロント(以下、キングスカイフロント)にあるサイバニクス医療イノベーションベースA棟に本社・研究開発拠点を新設しました。約600㎡の研究開発拠点・オフィスおよび別棟の細胞加工施設を一体的に整備し、線維芽細胞を活用した慢性呼吸器疾患に対する細胞医薬品の開発を加速します。

拠点新設の背景
メトセラは、線維芽細胞を活用した慢性臓器疾患の治療に取り組むとともに、2022年に株式会社日本再生医療を買収・合併し、検証的試験(第3相試験)の実施に取り組んでいます。日本再生医療との統合により、ディスカバリーからCMC開発、臨床開発、事業化までを一貫して実施可能な組織体制を構築しました。当社が発見した線維化抑制効果を有する線維芽細胞について、名古屋大学との基礎開発における協同研究体制と連動し、慢性呼吸器疾患を含む新たな適応症に対する早期の臨床パイプライン化を実現します。
キングスカイフロントにおける連携の推進
メトセラは、創業以来、キングスカイフロントに研究拠点を構え、研究開発を行ってきました。神奈川県では国家戦略特区として「産業の国際競争力の強化」「国際的な経済活動の拠点の形成の促進」を推進しており、ビジネス、医療、税制優遇などの支援を受けることができます。殿町は東京都心や羽田空港へのアクセスに優れており、メトセラの目指す今後の事業展開からも最適な立地です。また、神奈川県は多くの大学、研究機関、製薬会社が集積している地域であるため、研究やイノベーションにおいて協力関係が築きやすいエコシステムが構築されています。

メトセラの開発拠点
サイバニクス医療イノベーションベースA棟(本社):基礎研究、開発研究、オフィス機能
(神奈川県川崎市川崎区殿町)

ライフイノベーションセンター:細胞加工施設(Cell Processing Facility; CPF)
(神奈川県川崎市川崎区殿町)

名古屋大学内、共同研究実施ラボ:基礎研究、臨床医師との連携
(名古屋市昭和区鶴舞町65番地)

 

株式会社メトセラについて
メトセラは、免疫応答性が高いことで知られる心臓の慢性疾患に対して、患者さまご自身の線維芽細胞および幹細胞を用いた全く新しい細胞治療を提供するため、2016年に創業した臨床開発ステージのスタートアップです。主要パイプラインとして、自家心臓由来線維芽細胞と投与用カテーテルを組み合わせた心不全向け再生医療等製品(MTC001)の第1相医師主導治験とともに、自家心臓内幹細胞を用いた小児先天性心疾患向け再生医療等製品(JRM-001)の第3相臨床試験を実施しています。