PRESS RELEASE

メトセラ、Eight Roads Ventures JapanおよびF-Prime Capitalから追加資金調達を実施 | Metcela Inc.

株式会社メトセラ(以下「メトセラ」)は、既存株主であるEight Roads Ventures Japan(以下「ERVJ」)とF-Prime Capital(以下「F-Prime」)を引受先として、シリーズBの追加資金調達を実施しました。

 

メトセラは2016年の創業以来、心不全を対象とした線維芽細胞を用いた細胞治療法の研究開発に取り組んでまいりました。本資金調達を通じ、リードアセットであるMTC001について慢性心不全を対象とした第I相臨床試験を実施するとともに、臨床開発をはじめとする事業のグローバル展開も強力に推進してまいります。

 

ERVJパートナー/ メトセラ 社外取締役 香本 慎一郎氏のコメント:

「2018年にシリーズAで初回投資を行って以来、当社はメトセラチームとは緊密に連携してきました。メトセラは心不全をはじめとするアンメットメディカルニーズの解決に向けてたゆまぬ努力を続けており、その成果には大きな期待を寄せています。今回の追加投資により、日本でのFIH臨床試験の開始、更なるパイプラインの開発、そしてメトセラのコア技術を活用したグローバル展開など、さらなる事業拡大を支援できることをうれしく思います。」

メトセラ 共同創業者/代表取締役 野上 健一のコメント:

「Eight Roads Ventures JapanとF-Prime Capitalは、当社のパイプライン開発やグローバル展開において、欠かせないパートナーとなっています。彼らのシリーズBでの追加投資を嬉しく思うとともに、本資金によって当社の臨床開発をさらに加速し、心不全患者のみなさまやそのご家族に一日もはやく新たな希望をお届けしたいと願っております。」

 

Eight Roads Venturesについて
Eight Roads Venturesは大手資産運用会社のフィデリティの資金を基に投資を行うベンチャーキャピタルファンドです。ヘルスケア領域を含む革新的技術や高い成長が見込まれる企業へ、米国、欧州、アジア、イスラエルなどでグローバルに投資活動を行っています。業界に対する知見とグローバルなネットワークを最大限に活用し、投資先に対してハンズオンで経営を支援し続けています。

 

F-Prime Capital Partnersについて>
F-Prime Capital Partnersは米国、欧州を拠点に世界中でヘルスケアやテクノロジー分野に投資を行うベンチャーキャピタルで、Eight Roads Venturesの姉妹ファンドです。ヘルスケア領域での長年の実績とEight Roads Venturesとの連携により、米国・欧州のみならず世界中で投資を行っています。

 

【MTC001について】
MTC001は自家心臓線維芽細胞(VCAM1陽性心臓線維芽細胞、VCF)と投与用の新規カテーテルを組み合わせたコンビネーション製品です。本製品は他の細胞療法と比較し、(1)自己細胞であり、心臓のように免疫原性の高い臓器に最適な臓器由来であること、(2)VCF投与用に特別に設計された低侵襲カテーテルにより細胞の確実で安全な投与を実現できるという2つの大きな利点があります。