PRESS RELEASE

メトセラとアルフレッサの資本提携に関するお知らせ

株式会社メトセラ(代表取締役 岩宮 貴紘、野上 健一、以下「メトセラ」)と、アルフレッサ株式会社(代表取締役社長 福神 雄介、以下「アルフレッサ」)は、メトセラの開発する心不全向け再生医療等製品「MTC001」の流通体制確立にむけて、資本提携いたしました。

資本提携の背景と目的

メトセラは根本的な治療法がない慢性心不全を対象として、患者本人の心臓由来の細胞を用いた自家細胞製品「MTC001」の開発を行っており、現在は2021年初頭の治験開始に向けた準備を進めております。メトセラは2020年に神奈川県川崎市のライフイノベーションセンター内にMTC001の製造拠点を開設し、安定的な製品の製造体制を整えて参りました。

アルフレッサグループは2018年に同ライフイノベーションセンター内に「殿町再生医療流通ステーション」を設置するなど、液体窒素等を用いた超低温の保管・輸送環境を整備し、成長分野である再生医療等製品の流通に関して治験から上市に至るまでのロジスティクスの業務を行ってきました。

MTC001をはじめとする自家細胞製品の流通体制整備にあたっては、患者からの細胞の採取から生産、輸送、投与までのバリューチェーン全体の綿密な管理が極めて重要になります。メトセラはアルフレッサとの資本提携を通じ、同社が保有する治験製品や再生医療等製品の保管・輸送の実績やノウハウを活用し、患者さまにご安心頂ける安全で確実なMTC001の流通体制を確立することを目指します。また、本取り組みを着実に実行するため、メトセラはアルフレッサに治験期間中の組織・細胞輸送の委託および、上市後の国内流通に関する優先交渉権を同社に付与し、MTC001の早期事業化に共同で取り組みます。メトセラは今後も早期のMTC001上市を目指し、国内における事業実施体制を整備してまいります。

 

資本提携の内容

メトセラが実施した第三者割当増資により、アルフレッサがメトセラの種類株式の一部を取得いたしました。

 

【心不全について】

「心不全」は心臓の機能が低下して十分な量の血液を送り出せなくなる心臓の状態を指し、依然として根本的な治療法が存在しない一方、高齢化の進展などにより患者数は増加の一途を辿っています。そのため、低下した心機能を回復させる治療法や、心移植を代替する治療法の開発が急がれています。

【メトセラの開発した線維芽細胞「VCF」について】

メトセラは近年の研究を通じて、同じ臓器の中に様々な種類の線維芽細胞があること、その中でも心機能の回復に特に適した線維芽細胞群(VCAM-1-positive Cardiac Fibroblast, “VCF”)が存在することを明らかにしました。VCFは培養が非常に容易で低コスト製造が可能でありながら、心臓内でのリンパ管新生や心筋細胞の増殖を促進し、ダメージを受けた心組織の回復を促す力があることが分かっています。メトセラはVCFに関する発明について特許を取得しており(特許第6241893号、特許第6618066号)、これらの技術を活用した再生医療等製品の提供を実現してまいります。

 

■メトセラについて

本社: 山形県鶴岡市
研究所所在地: 神奈川県川崎市川崎区殿町3‐25‐22 ライフイノベーションセンター
代表者: 代表取締役 岩宮 貴紘、野上 健一
設立日: 2016年3月9日
ウェブサイト: https://www.metcela.com/
事業概要: 心不全向け再生医療等製品の研究開発

 

■アルフレッサについて

本社: 東京都千代田区神田美土代町7番地
代表者: 代表取締役社長 福神 雄介
設立日: 1949年8月
ウェブサイト: https://www.alfresa.co.jp/
事業概要: 医療用医薬品、医療機器、医療用検査試薬、介護用品、健康食品、一般用医薬品等の卸売販売