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メトセラ、線維芽細胞を用いた心臓疾患治療用の細胞医薬品について、国内特許を取得

心不全向けの新たな細胞医薬品を開発する株式会社メトセラ(本社:山形県鶴岡市、代表取締役:岩宮貴紘、野上健一、以下「メトセラ」)は、2019年11月22日付けて「線維芽細胞を含む心臓疾患を治療するための注射剤、および線維芽細胞の製造方法」について、日本における特許特許第6618066号当社単独で取得しました。 

本特許の成立によって既に成立済みの細胞に関する特許(日本国特許第6241893号)と併せ、国内における独占的な事業実施更に確実なものとなりますなお、日本以外にも、米国、欧州、アジアにおいて各国移行手続を行っており、それぞれ成立に向けて手続を進めています。本特許は、当社が創業以来開発に取り組んでいるVCAM-1陽性心臓線維芽細胞(VCF)を含む注射剤について、動物試験における心不全の高い治療効果を示すものです。VCFは製造シンプルで大量培養のハードルが低いという特徴があり、本特許の権利はVCFの製造方法にも及びます。 

 

メトセラはVCFによる心不全の治療について、作用機序の解明など、科学的な根拠をさらに蓄積するとともに、安定した製造系の開発を確立し、2020年の治験開始を確実なものとするとともに、VCFの早期の実用化に向けた取組みを加速させていきます。 

  

メトセラについて】 

メトセラは20163月に創業された、心不全向けの細胞医薬品の研究開発を行うバイオベンチャーです。「心不全」は心臓の機能が低下して十分な量の血液を送り出せなくなる病気で、依然として根本的な治療法が存在しません。そのため、低下した心機能を大きく回復させたり、リスクの高い心移植を代替したりすることのできる治療法の開発が急がれています。 

  

当社では近年の研究を通じて、同じ臓器の中に様々な種類の線維芽細胞があること、その中でも機能的な心臓組織の作成や、心不全の治療に特に適した線維芽細胞群(VCAM-1 positive Cardiac Fibroblast, “VCF”)が存在することを明らかにしました。VCFには心筋細胞を増やす、強い心組織の構築を促す、心筋細胞の移動を促進する、等の働きがあることが分かっており、こうした特徴が心不全の治療に寄与しているものと当社では考えています。メトセラはこのVCFを活用することで患者様本人の細胞を用いた治療効果の高い、低コストで提供可能な細胞医薬品の提供を実現して参ります